プレスリリース
ゲノム編集技術の新たな応用法を開発しました
2023年1月27日

株式会社バイオフロンティアは、ゲノム編集技術の新たな応用法の開発に成功したことをお知らせいたします。本技術は、CRISPR-Cas9システムを改良することで、より高い精度と効率でゲノムの改変を行うことができます。この技術は、基礎研究から医療応用まで幅広い分野に貢献することが期待されます。
開発の背景
ゲノム編集技術は、遺伝子の機能解明や疾患モデル動物の作製、遺伝性疾患の治療法開発などに広く利用されています。中でもCRISPR-Cas9システムは、その簡便性と汎用性から、近年特に注目を集めています。しかし、オフターゲット効果などの課題も指摘されており、より高精度で効率的なゲノム編集技術の開発が求められています。
新技術の特長
当社が開発した新技術は、以下の特長を有しています。
- 高精度:独自の配列設計により、オフターゲット効果を大幅に低減
- 高効率:改良型Cas9タンパク質の利用により、編集効率が従来法の2倍以上に向上
- 多様性:様々な細胞種や生物種に適用可能
- 簡便性:ゲノム編集に必要なコンポーネントを一つのベクターに集約し、実験手順を簡略化
本技術は、当社の研究チームが独自に開発したもので、特許出願を行っています。
応用分野と今後の展開
本技術は、以下のような分野での応用が期待されます。
- 疾患関連遺伝子の機能解析
- 創薬ターゲットの検証
- 遺伝性疾患の治療法開発
- 再生医療における細胞の改変
- 農作物や家畜の品種改良
当社は、本技術の実用化に向けて、以下の取り組みを進めてまいります。
- 製薬企業や大学等との共同研究を通じた技術の検証と改良
- ゲノム編集サービスの提供
- 遺伝性疾患の治療法開発への応用
- 知的財産の確保と技術ライセンス
将来的には、本技術が、ライフサイエンス研究のさらなる発展と、革新的な医療の実現に寄与することを目指します。