プレスリリース

創薬支援AIシステムの提供を開始しました

2022年12月25日
DNA二重らせんイメージ画像

株式会社バイオフロンティアは、このたび創薬研究を支援するAIシステム「DrugDiscovery-AI」の提供を開始したことをお知らせいたします。本システムは、当社が長年にわたって蓄積してきた創薬関連データとAI技術を融合することで、創薬ターゲットの同定から化合物の最適化まで、創薬研究のあらゆる段階を効率化・加速化することを目的としています。

システムの特長

  1. 膨大な創薬関連データに基づく高精度な予測
    • 当社が保有する化合物ライブラリや活性データ、文献情報などを統合的に活用
    • 機械学習アルゴリズムにより、新規性の高い創薬ターゲットや化合物を予測
  2. 創薬研究のあらゆる段階をカバー
    • 創薬ターゲットの同定と検証
    • 化合物のスクリーニングと最適化
    • 薬物動態や毒性の予測
    • 実験デザインの提案
  3. ユーザーフレンドリーなインターフェース
    • 直感的に操作できるウェブベースのユーザーインターフェース
    • 分析結果のビジュアル化により、データ解釈を容易化
  4. カスタマイズ可能な機能
    • ユーザー固有のデータやニーズに基づくカスタマイズが可能
    • 当社の研究者による技術サポートを提供

提供開始の背景

創薬研究は、多大な時間と費用を要する高リスクな取り組みです。近年、AI技術の活用により創薬プロセスの効率化が期待されていますが、高度な専門知識とインフラが必要であるため、導入のハードルが高いのが現状です。当社は、創薬研究とAI技術の両面で豊富な実績を有しており、その知見を結集することで、製薬企業や研究機関の創薬研究を強力に支援するソリューションを提供できると考えております。

今後の展望

当社は、DrugDiscovery-AIの提供を通じて、製薬企業や研究機関との協業を加速し、革新的な新薬の創出に貢献してまいります。また、本システムで得られた知見を自社の創薬研究にも活用し、アンメット・メディカル・ニーズに応える新薬の開発を目指します。将来的には、AI技術と実験自動化技術を組み合わせることで、完全自動化された創薬プラットフォームの構築を目指してまいります。

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